居住用の一戸建てやマンションを購入するときには、住宅ローンを利用することがほとんどです。
その際に一緒に加入を求められる「団体信用生命保険」という保険があります。
それでは、不動産投資の場合はどうなるのでしょうか。
そこで今回は、不動産投資でも団体信用生命保険に加入するのかどうか、メリットや注意点などもご紹介します。
不動産投資に関わる団体信用生命保険とは？
団体信用生命保険とは「団信」とも呼ばれている保険で、住宅ローンを組むときに一緒に加入すると、なにかあったときに補償を受けられます。
たとえば、契約者が病気になった、亡くなったなど残債が支払えなくなった場合に、代わりに支払ってくれる仕組みです。
一般的な生命保険は、治療費や入院費、遺族への補償として支払われますが、団信では住宅ローンの残債を代わりに支払ってくれるという違いがあります。
つまり、不動産投資をする場合でも住宅ローンを利用する場合には、団体信用生命保険が有効でしょう。
不動産投資で加入する団体信用生命保険のメリット
続いては、不動産投資の際に団体信用生命保険に加入するメリットを見ていきましょう。
投資をすると年間で投資家の手元に入るお金が発生し、その金額をキャッシュフローと呼びます。
団体信用生命保険に加入すると、このキャッシュフローを増やせるというメリットがあります。
手元に残るお金が増える理由は、いざというときに残債を補償金で支払ってもらえるので、長期的にみて返済額に差がでるからです。
また、契約者が亡くなると家族に債務がのしかかってきますが、団体信用生命保険に加入するとリスクを軽減できるでしょう。
そして家族からも不動産投資への反対意見がでにくくなるのがメリットと言えます。
不動産投資における団体信用生命保険の注意点
団体信用生命保険に加入するときの注意点を3つご紹介いたします。
1つ目は、ほかの保険料などがあると支払いが増えてしまうので、気を付けてください。
2つ目は、健康状態が良好かどうかをみられ、加入ができない可能性もあるので健康維持を意識しておきましょう。
3つ目は、相続をした場合にローン残債が完済され、相続財産から差し引ける負債総額が減るので、相続税が高くなる可能性があります。
これらの注意点に気を付けながら、不動産投資の際の団体信用生命保険について考えましょう。
まとめ
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組むときに加入できる保険です。
契約者が支払い困難になった場合に、保険会社が代わりに支払ってくれるという補償内容で、メリットもたくさんあります。
ただ、加入に関しては注意点もあるので、メリットとデメリットを比較し、加入を検討しましょう。
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